美しい星。
政治や経済を
勉強すればするほど
人間の浅はかさに
失望する。
知れば
知るほど
からっぽで
欺瞞に満ちていて
あんまりにもの
病理の深さに希望を失う。
戦後の日本に絶望したとされて
割腹自殺した作家がいる。
美しさとは何か
生きるとは何か
探しつづけた
その人の真意を
ずっと考えていた。
絶望なのか？
それとも
究極の愛なのか。
今日の朝
仕込みをしているときに
ふと
答えが
降りてきた。
宇宙における
魂の輪廻のうつくしさへの
奉納。
身体が生きていても
こころが死んでたら
生きる意味がない。
人は
毎日生まれ変われる。
よく
美しさについて
考えろ
よりよく
生きてほしい
死ぬ気で
生きろ
という
戦後の人間に対する
メッセージを込めた愛。
気が振れた訳じゃない。
失望した訳じゃない。
たぶん
芸術。
究極の美術。
正しさや
清らかさ
うつくしさの
象徴の復活。
日本を越えて
地球を越えて
宇宙の神秘の美しさに向けての
祈りの行為。
そして
広くて大きい
あたたかい
愛のメッセージ
だったんだと思う。
