2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

星がひかる。

小さいころ 子供部屋の窓から見える 遠くのひかり。 ビルの屋上の ビアガーデンを 眺めるのが 大好きだった。 真っ暗な空に 色とりどりの灯り。 小学校の 林間学校の夜 中学校の 文化祭の夜 高校の 部活帰りの真っ暗な遊歩道。 考えてみれば むかしから 私は…

つよく、やさしく。

お店を はじめてからの 10年は 記憶喪失になったみたいに わたしは 感受性をうしない こころを 未来と希望に傾けていた。 好きな本を ひらく余裕も 時間の美しさを 感じる余力も うしなって 得た 未来のわたしは。 10年前の わたしよりも つよく、たくまし…

可愛そう。

台所で 毎日、毎日 かつて 生きていた 鳥を引き裂いて 細切れにした肉を 美味しいスープにしている。 それが どういうことなのか。 ちゃんと わかっている つもりだ。 動物園の動物も 飼われている犬や猫も たくましく 生きている野良猫も 美味しいスープに…

最高の夢。

冷蔵庫になりたい。 頼りがいがあって 自分の役割に集中してる。 しろくて つやつやで シンプルで 省エネで。 いい人になろうとして うまく立回ろうとしたり 嘘をついたり 影でコソコソ言われることもなく もとめたり 執着したりせず。 自立した上で 機嫌よ…

あたたかい。

あたたかい毛布と。 大好きな部屋。 無限に読める 本があり 無限に聴ける レコードがある。 答えをさがしている。 いちばん ドキドキする 妄想をさがして 未来を 夢みている。

共鳴する。

目には 見えない 音と共鳴する。 いつのまにか 物質的な共鳴には あまり 興味がなくなってしまった。 身体が重たいなあ。 ファッションでなく 祈りの行為としての音楽に触れると 身体が すこし 軽くなる。 もっと もっと 削ぎ落として 洗い流して 空を飛べる…

夢十夜。

温泉郷で 働きたい。 と 思っていたら 最近 温泉街で働いている 夢ばかりみる。 自由自在に ことが展開してゆき 夢の中で ワクワク ドキドキして 目が覚めると わたしは すんっと。 ふわふわ 荒木町に存在している。 先日 夏目漱石の夢十夜の 朗読を聴いた。…

出会いと別れ。

ランチに来てくれる お姉さんたちとの出会いと別れ。 会社の移転 転職 結婚 出産 いろんな理由で 出会いと別れは 繰り返されてゆく。 おかげで たのしかったよ。また来るね! と さらさら 流れるまま お互いに 手を振り合う。 この軽やかさを わたしは とっ…

好きなように。

夜中にお菓子を 食べようが。 うたた寝して 何時に起きようが。 へんな 格好ばかりしでも 働いても 働かなくても 生きても 生きなくても。 誰にも 何にも 言われない。って。 こんなに しあわせなんだな。って。 最近 思います。 悩み ゼロ地点。 目指してい…

夜が好き。

ゆっくりと 考えて 感じる夜。 暗闇と オレンジ色の光 遠くに聴こえる 街の音。 好きな街で 好きな空気を いっぱいに感じる。 高低差 細い路地 呑み屋の灯り 階段 石畳。 好きなのよ 荒木町。 でも ずっと一緒には いられないのよねえ。 欲張りだから。 銀山…

伊香保。

伊香保かも。 伊香保かも。 と 思っていたら お客さまから 夢二伊香保記念館の カレンダーをいただいた。 石段 坂道 水辺 古都 芸者街 あれ? 軽井沢もいいけど 伊香保で喫茶店も素敵よね。 伊香保のアパートの家賃 調べたりしてるうちに すっかり深夜。 夢…

愛について。

結婚しないの? とか。 子供ほしくないの? と。 聞かれることが たくさんある。 いつも 正直 あんまり 興味ないかも。としか 答えられない。 だって 自分の人生より 興味が持てるような そんなに すてきな男性に 出会ったことがない(笑) わたしは 自分の…

10周年。

私の隠れ家を開業して 10年が経ちました。 あと2年間で 荒木町の店舗営業は 辞める。 と こころに決めています。 もっと 本が読みたいし。 もっと 映画や美術、音楽に触れたいし。 もっと 世界中の文化を知るために 移動する自由を手にいれたい。 そのた…