唄う。

ダリの生徒さんたちの
発表会に行った。


唄うって
不思議で。


聴いているほうは
自然と呼吸を
あわせてしまう。


唄う。


という行為は


捧げる。


ということだ。


と、
大貫妙子さんの
エッセイに
書いてあった。


捧げる。


からだから
絞り出すような声。


今日聴いた
中川先生の唄。


先生にとって
唄はきっと。


大貫さんのそれと
一緒で。


なんか
すごいな。


って
思った。


うまいとか
そういうことじゃなくて


そんなものを
通り越した


生命力みたいなもの。


見えないけど。


なんか
本当に。


中川先生は
すごいな。