ゴールドベルク。

ゴールドベルク商会の
建さんという
お客さまから(笑)


ゴールドベルク変奏曲
演奏を
たくさん借りる。


グレングールドの
ゴールドベルクしか
聴いたことない。



言ったら


あるわ
あるわ。


ギターから
アコーディオン
ピアノ。


弦楽三重奏まで。


いろいろ。


聴けば聴くほど
おもしろい。



グールドは
この曲を


始まりも終わりも
考えない音楽。


ボードレール
恋人たちのごとく


「そよ風の翼のうえに
軽やかに憩う」


音楽。




言っている。



これはまさに。


もっとも
茶店にぴったりの
音楽なのである。



喫茶。


とは
時空間を越えて
記憶と向き合う時間だ。



ゴールドベルクという
チェンバリスト
どんな演奏を
したのだろうか。


はたまた
バッハとは


どんな
人間だったのだろうか。


たしかにいた。


天才に捧げる。


始まりも終わりもない。


そよ風の翼のうえに
軽やかに憩う音楽。



たくさんの演奏。


茶店
いちばんピッタリなのは



ケンプさんの
ピアノかな。


軽やかで
音がころがるようで


まるで
風が吹くようだ。


汗だくになりながら
はたらく
直ちゃんが


「温度が下がった!」



言っておりました(笑)