生きた証。

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自分の
生きた証を
印画紙に刻む。


同じ景色を見ていても
見え方
感じ方は


十人十色で。


わたしたちの住む世界は
生きている人間の数だけの
パラレルワールドだ。


この人の
見ている世界が好き。


そう
感じられる


写真家に
出会えることは


そう
多くはない。


ひくい目線とユーモアと
小洒落た構図は


目の前に広がる世界を
うつくしい箱庭のような
幻想世界へと導いてゆく。


そこには
時間とか
空気とか
気温とか
呼吸とか
記憶とか
音とか
命とか
愛とか


目にはみえないものが
きちんと写ってる。


お店を辞めたら
鳥取へゆこう。


植田正治美術館
鳥取砂丘


そして
鳥取の空を
見上げながら


何度も
この写真集を眺めたい。


会ったことのない人と
記憶を共有する。


写真という表現のもつ
可能性に


耳を傾ける。



📕今日の一冊📕