死ぬことについて。

世界には
干ばつで水がなく
疫病がはやり


想像をはるかに
超える人が
死んでゆく地域がある。


安全で豊かな国の
人間である
わたしたちは

そのことを知りながら
見てみぬふりをして



自分の生活の向上に
明け暮れている。


アメリカさんに
守ってもらって
日本はのほほんと
生きているという現実



干ばつと飢えで
苦しむ人たちの上に



爆弾を落とすような人たちの
一味として
生存している真実に



我に返り
愕然とすることがある。


「自分には
なにが出来るだろうか
という質問に
医師は答えた。


答えの意味は、
人それぞれであること。

 
なにも出来ないと
いうことはなく


なにをするかではなく
なにをしてはならないかで
あると。」


暴力に対して
無抵抗であるためには



圧倒的な知性と真理が
必死だ。



憲法九条を持つ
日本という国は

 
はたしてそれを
持ち得ているのだろうか。



どんなことがあっても
自分から
斧をふりかざしてはいけない。



生きるとはなにか。



この本をよんで
すこしだけ
掴めたような気がする。




ちゃんと生きた人が
死ぬ瞬間は


きっと
清々しい。



わたしは
清々しく死ねるだろうか。



そう
問い続けながら
生きること。 



人、ひとりひとりが
真摯に生きること。



それこそが
世界をつくる。



📕今日の一冊📕