お酒、ゆめ。

真夜中にわたる
仕込みに。


すべてを
投げ出したくなる(笑)


夜もある。






つっぷして
目を閉じたら。




芝居のエンドローグ。


まっかな顔の
真珠ちゃんの涙がみえた。





つづいて



癌がいたくてよー。


と言いながら
珈琲を淹れてくれた


jazz喫茶のマスター。






ちゃんと
こころとからだ。



燃やしていきてる
かがやきのうつくしさ。




見せてくれる
ひとたち。



珈琲は
技術じゃなくて。


魂で
いれなくちゃ。




ちゃんと
もやさなくちゃ。


伝わらない。




そして。
たちあがり。



とりくむ
真夜中の仕事は。



よろこびに満ちていた。





ちゃんと
がんばれた夜は。



お酒。



ゆるりと。


ほぐれてゆく
こころとからだ。


感受性をゆたかにするために。


わたしは
お酒をのむ。


つつまれる多幸感。



まるで
夢のようとは。



このこと。


かもしれないなあ。