天才。

人間のためだけ
じゃなくて


ホールのなかにいる
ヒトは数えられるけど


そんな
目にみえるものを
こえて。


地球とか
宇宙とか空とか。


そういうものと
おんなじになったような


きもちになった。




水が
ながれだすように


風が
吹くように


衝動的に
自然に生きれたら


こんなに
きもちがよいことって
ないよなあ。




雨の音
かみなりの音
しんぞうの音
血のながれる音
風かふく音





耳をすませば
きこえてくる。


たくさんのふるえ。




奏でられてゆく音に
からだが解放されてゆく。






ありのままに
生きてゆく。





めくらになってしまった
私たちに。



道しるべを
照らしてくれる。


そんな音楽が
聴こえてきた。





印象。


きざまれる
しるし。






天才は
いる。



そう
思った。