水族館劇場。

ちいさいころ


ねむる部屋の窓から
とおくの
ビアガーデンが見えた。


あかるくて
たくさんひとがいて


きっと
あそこには
ゆめのように
わくわくすることが
たくさんあるんだろうな。



思って


布団から
ぬけだして


ひとり
窓をのぞいていた。





ある日
隠れ家のとびらを
チェンスウリーさんが
開けた。


父がお世話になってます。


そう言って
あたまをさげた
男のひと。


そのひととの
出会いが


水族館劇場との
出会いだった。




突如
あらわれるテントには


大量の水。


にぎやかな音楽。
どうぶつと人間。


溢れる色とりどりの風景。



それはまるで
実写版ジブリのようで


おなかのそこから
わくわくした。





そんな
水族館劇場の前売券。


隠れ家で販売します。


しかし
テントがあらわれるのは


三重(笑)


行きたい!
行けない!



この世のような夢。


見たいよー。