自由について。

保育園にいくのも
小学校にいくのも


泣きわめき
徹底的に拒否するこどもだった。



同じ時間にごはんを食べて
お昼寝をするなんて
馬鹿馬鹿しい。



お母さんが困ろうが
悲しもうが


いやなものは嫌だ。



そう
思っていたけれど。




結局は



流されて、ひとりぼっちは
さびしくて。



みんなとおなじをえらんで
なんとなく


生きてきてしまった。



つまんなそうな顔して(笑)
わざと禁止のパーマをかけたり


朝まで帰らなかったり


先生に反抗してみたり


不満をからだ
いっぱいにためて
わたしはこども時代を過ごした。




こども
と、いうものは


よけいな知識や常識が
あたまにはいっていないぶん


おとなより
自分自身をよく


わかっているのだと思うのです。



なにが好きで
なにが嫌なのか


本能的にほんとうのきもちを
態度に表してゆく。



いま
40才になるわたしが
自分ってなんだい?



問いかけて
思いだし、みつけだしたものは


小学校の校門の前で
必死に抵抗する
自分自身のこども時代の自分。


支配されたくない。
自由でいたい。


拍子抜けするくらい
単純な馬鹿馬鹿しい結論を
導きだしたあと。



この絵本に出会いました。



訳者は矢川澄子さん。


少女らしいうつくしさを
うしなわずに生きた女性。



レレブムはみんなと同じ
灰色になりたくて


努力するけれど
努力したら


透明になって
見えなくなって


自分自身の馬鹿げた努力に
たくさん泣きます。


泣きつづけたら



あらら?


からだがあおいいろに
もどっていました。




作者は
きっと。


お母さん。


こどもの声に耳をかたむけてください。
この子はちゃんとわかっているのですよ。


と。



わたしたちに語りかけてくれているのです。






こどもはわかっている。


型にはめようとする大人に
泣き声で反抗しているはずです。


そして
好きなものには


溢れんばかりの笑顔で。


よろこびと愛を
かたむけてくれているはずです。




わたしは
いつまでもこどもでいたいよ。





レレブムみたいに。



ごきげんな
さかだちとふんすいを。



好きなように
自分らしく。


やりたいこと
好きなことに
 

まっすぐ
すすむ。


かなしい顔をしてる人は
こどもの時の自分を
思い出してみて。


とにかく
ごきげんな人が増えたらいいな。

📚本日の1冊

シュレーダー
ぞうさんレレブム』