ぞろ目の日。

地球という
生命体のなかの


ひとつ。


の、なかの
わたしのなかに。


細胞や菌があって。



食べてきた
地球の生き物のいのちが
生きている。


それぞれがめぐり。


めくるめく
出会いがかさなり



ひとつ。ひとつ。
それはそれで。



それぞれが
生きている。



「ちょうちょう なんなん」



井上奈奈


あかね書房



このおはなしは
ちょうちょうの
みちたりた
いちにちと
いっしょうの
おはなし



朝、目覚めて
自由に空をとび
うつくしい世界を
感じ、そしてみつめて
ふれあって。


地球のまわる音をきく。


地球の音をきくことは
地球の一部である



自分のこころの音をきくこと。


こころの音を
ちゃんと。きくことは


おどるように。


ほがらかに。


いきてゆくたいせつなひみつを
おしえてくれる。


みちたりた
1日と一生がかさなって。


めくるめく、めぐる、世界。


うしなってゆく
かなしみとせつなさを
のりこえてゆく。



うつくしい価値観。



しなやかで。ほがらかで。
きらめいて。はなやかで。



ほんとに。
宝石みたいな。


いとおしいくらい
うつくしい。



すばらしい
絵本です。



奈奈さん。すごいな。