アイスクリームが溶けてしまう前に。

両親が
わたしにしてくれたことを


数えたら
きりがないけれど。


お母さんがくれたのは
たくさんの愛、みたいなもの。


お父さんがくれたのは
夢をみるちから、みたいなもの。







「アイスクリームが溶けてしまう前に」
家族のハロウィーンのための連作



小沢健二と日米恐怖学会


福音館書店





こどもの世界は、湖の水が空を映すように、
大人の世界を映しているからね。





夢をかなえようと
必死でもがくお父さんに育てられた


わたしは
父親の背中をみて


同じような生き方をしている。



もがく。というのは



ファニー(おかしくて)で
シリー(バカバカしくて)で。


でも
なんだか


胸がぎゅーとつかまれるような
ゆろこびやかなしみがあって


そしてなにより


毎日が
超たのしい。



愛とか、ゆめとか、希望とか。



かなえようと


あきらめない背中。



いい加減にしてくれよ!と。
あきれてしまうことも


たくさんあるけれど。




もしかして
お父さんの生きてきた世界



ちゃんと、わたしに映ってるから



わたしも
あきらめないでいられるのかもしれない。








わたしたちの星の王子さま



オザケン
大人にむけて



エールをおくる。



まずは
大人があきらめないこと。



かつて
こどもだった


たくさんの大人たちへ。








一昔前の
少年少女は
オザケンの歌を聞いて



たくさんのゆめをみた。



さあ。
こんどは世界のこどもたちにむけてひろがる



小沢健二の世界。



読みおわったあと
感動しすぎて
嗚咽をもらして泣きました。



ほんとうに
すばらしい絵本。



めずらしく
遅刻なしのぞろ目の日。



みなさまに。
世界のおとなとこどもに。



ぜひ!読んでいただきたいのです!