ゾロ目。ゾロ目。

美しいということは、
こころにしても、体にしても、
幸せなことです。
幸せになりたいとねがうことを
恥ずかしがらないように。



これは
今、朝ドラで話題の


花森安治さんの
ことばです。






美しいものの
そばで暮らしてゆく


と、いうことは


人の美意識を育む
たいせつなこと。




少女から大人への
転換期。


はじめて
自分で稼いだお金で借りた
アパート。


窓からのひかりと
一組の布団。


あとは
レコードと、文庫本、絵本。


粗末なものを食べても


窓からの光に照らされる
この絵本のたたずまいをみるだけで


幸せなきもちに
なっていたことを
思い出す



うつくしい一冊。






サリンドとこじか


エルサ・ベスコフ さく
石井登志子 やく


フェリシモ出版



色使い、デザイン、ことば。



外国へのあこがれと
空想の世界。


そして
本、そのものが持つ
うつくしさ。


たたずまい。





うつくしい。
と、いうことは


しあわせなこと。





この絵本をとおして
うつくしさをとおして



たくさんのしあわせが
こどもたちに届くといいな。