隠れ家にて。

ミロンガヌオーバで
働いていたとき


今日で
死のうかと
思っていたのですが
やめることにしました。


ありがとう。



言われたことが
あった。




喫茶。


というものは
人生の句読点であり


記憶と
向き合う時間


なのである。



ていねいにつくった
珈琲の向こうがわ。


隠れ家ごはんの湯気の
向こうがわに。


重ねられた記憶を
思い出してもらうこと。



それが
わたしの仕事だった。






ゆっくりと
思い出すとき


思わず
頬がゆるむような


誰もが持つ
記憶と寄り添う
あたたかな空間。


つくりたいな。



今日も
来てくださった
たくさんのお客さまが


ぐっすり
ねむれるとよいなあ。



思っております。