僕はひとりで夜はひろがる。

mirefugio2015-09-27

音。


音楽にかぎらず
日々には
音があふれている。


調和。


調和のとれた
風景というものにふれたとき
風景は音楽を奏でる。



詩。


ことばをならべる。


声にだして
口ずさむと
それは音楽になる。




立原道造


24年しか
生きなかった
風のような詩人。




いとおしい。


ミチゾーのことが
好きすぎて。


あとがきで
魚喃キリコさんが
言っている。




ワルツ。


ミチゾーの詩を
口ずさむだけで
うつくしい風景と
聴いたことのあるような
優しいワルツが
再生される。




とても
うつくしい
調和のとれた本。





魚喃キリコさんの絵も
ことばによりそう
恋文のように



ミチゾーは
この本のなかで
のびやかに
生きています。





立原道造詩集

僕はひとりで
夜はひろがる


魚喃キリコ



PARCO出版