大屋さん。
自宅の
マンションの一階に
大屋さん。
と、いう
猫がいる。
深夜に
帰宅するときも
朝
お店へ行くときも
お会いする。
大屋さんは
基本
動かない。
じっ、と
こちらを
見つめてくる。
いってきます。
も
ただいま。
も
言わないけれど。
じっ、と
見つめてくれるだけで
ちょっと
ほっ
とする。
見ててくれる
人(猫)がいる。
思うようには
いかないことも
人間同士の
すれちがいも。
見つめられるたび
私は自分をかえりみる。
七転八倒の日々。
冷静な判断と
真実を見抜く力。
自立した
凛とした佇まいと
たくましさ
いつも
落ち着いて
世の中をみつめてる
大屋さんみたいに。
のんびりと
自由に
生きれたら。
と
思うのです。