こころのすべて。

mirefugio2014-01-22

アルゼンチンタンゴ
レコードで流す
そのお店は
とても素敵なお店で
大好きだった。


そのお店で
働けていることが
あの頃は
とてもうれしくて
わたしの誇りだった。


私の隠れ家で
古いタンゴをかけるたび
なつかしいような
かなしいような
もどりたいような
もどってはいけないような
やるせない
気持ちになる。


わたしは
アルゼンチンタンゴという
音楽が好きなのか
ミロンガ・ヌオーバという
お店が好きなのかが


今だにわからずにいる。


ただ
神保町という町の
タンゴの流れる
小さな喫茶店
過ごした日々が


今に繋がっていて


荒木町の
私の隠れ家に
繋がっている。


でも
やっぱり。
いろんな思い出が
ありすぎて。


タンゴを
聴くたびに
胸がつまるような
くるしいような
気持ちになる。


これは
タンゴという音楽の
持つ力なのか
それとも
わたしの身勝手な
思い込みなのか。


林檎のジャムを
コトコト煮ながら
考えてみる。


林檎のジャムに
似あうタンゴってなんだろう。


こころのすべて。


と、いう曲がある。


甘いバイオリンの旋律と
やさしくよりそう
オーケストラ。
甘酸っぱいような
清々しいような。


本日は
あしたがお休みなので
タンゴを聴きながら
ジャムを煮てみようと
思っています。


本日は
ジャムを煮ながら聴く一枚。