たたかう。

たたかう。



いうことを
おしえてくれたのは


演劇をするひとたちだった。





社会の常識から
はずれて。


安いパンをかじりながら
茶店でバイトをして


夢と現実の狭間で
必死に
たたかう


その姿に。




のたうちまわる
男の人の姿をみる。





年を重ねて
むかえる結果が


どうであれ。




わたしは
ちゃんと。


戦ってる姿。


見ていたよ。



もう
いない。


その人にむけて。


言ってみる。










毎年。


この時期は
訃報が続く。



春が来る
いきおいに
勝てない人もいる。





茶店
はたらくということは。


いろんなひとの人生に
出会うことになる。





ほんとうの意味で
生きるってことは


自分自身のこころと
たたかうこと
なんじゃないかな。


と、
最近。



思う。






負けたって。


たたかわないよりは
かっこよかったよー。


春の空に向かって


でっかい声で
言いたいな。




かなしみはちからに
かえなくちゃね。



生きるってことは
くるしいことなんだなあ。