ゾロ目の日。
町はずっと。
わたしたちが生まれて
死んで、生まれて、死んで。
くりかえしてゆくさまを
見ています。
木の寿命が
わたしたち人間の10倍だとしたら。
ずっと
見られているとしたら。
みにくい欲望をふりまわす
人間は滑稽だろうな。
と
おもうのです。
うつくしい自然界の循環のなかで
いつまでも
成長できないままのわたしたちは
今日もまた
おなじことをくりかえして
ゆきます。
もっと
おーきな長い視点で
ものごとをみることができたなら
変われる!たくさんのこと。
お金にふりまわされない
価値観を持つこと。
未來のために
仕事をすること。
おおきなかしの木が
わたしたちにしてくれたこと。
エリザベス・ローズ 文
ジェラルド・ローズ 絵
おおきなかしの木
生まれてきたからには
役にたちたい。
生きているあいだは
役にたてる。
そんな
あたりまえのこと。
ただ
たんたんと
だれかのために生きてみる。
うつくしい人生観。
おおきなかしの木に
おしえてもらいました。
岩波書店。
さすがです。
ふかい!