次元について。
香りとか、音。
直接、脳に届くものは
次元が高いのよ。
と
ちょんまげの
酔っぱらいは言う。
音も、香りも。
目には見えない。
たとえば
音楽。
たとえば
珈琲の香り。
煙草の香り。
蒸留酒の香り。
これは
ひとがひとであるための
祈りのような
気がしている。
この地球上で
手をつかい
脳をつかい
子孫繁栄以外の仕事をするのは
人間だけだ。
本能のまま
生きればいい。
と
言ってしまっては
人間はこんなにも
繁栄せず
動物に食い殺され
数は増えなかったのだろうな。
と
思う。
うつくしく。
血生臭い肉体から
はなれて
生命や、魂と向き合いたい。
と
願うこと。
物質や肉体から
解放されたとき
そこには
おだやかで
あたたかな営みが
まっているような
気がしている。
喫茶店。
この世で
私たちが身近にみる夢。
次元の高い世界。
うつくしい
喫茶店に出会うたび。
ああ
これだ。
と
思うけど。
現実は
なかなか
きびしい(笑)
でも
あきらめてはいけない。
くりかえしては
いけないのだ。