旗をたてる。

日曜日の朝。


手に取った一冊は


花森安治
一戔五厘の旗。





自分のお店を出したら
暮しの手帖
置きたい。


ずっと
そう思っていた。



戦争を経験し
生き方というものを
自分ではえらべなかった
祖母の暮し方


戦後生まれの
母の暮し方。


さあ
自分はどうしようかと
考えたとき。



うつくしい暮しの
延長線上で


意志を持ち


自分の足で
たてるように
なりたかった。



大きな意味でも
小さな意味でも


支配。



いうものから
抜け出して


意志を持って
歩いてゆきたかった
思う。



けもののように
欲望をむさぼる政治や


流れつづける
放射能



欲望や怠惰に
溺れることなく


自分のことばで
意志を伝え
生きてゆけるひとに


なりたいな。



もっと
自由にのびのびと!



貧乏でも
みっともなくても
いいと思う。


自由と文化を
うばわれた生活は
かなしい。



一戔五厘の旗。


こじき旗。


私の隠れ家も
旗をたてようかな(笑)



常識や見栄を
すてて


できるかぎり
うつくしいものを
つくれたら


いいなあ。