雪が降る。

mirefugio2015-01-30

雪が降る。


雪が空から
舞い降りるのを見ると


思い出す
景色がある。


人は
記憶を重ねて
生きている。


ちょっとしたことで


よみがえる
記憶。


その記憶が
あたたかいものであれば


その人の日々は


その記憶を再生し
輝きつづける。


ということは


あたたかい記憶を
重ねる努力をすれば
いいのではないか?


と、
今日の雪景色を見て
思いました。


ちなみに
私が思い出したのは


さむいさむい
軽井沢で過ごした冬。


バイトの帰り道。
吹雪の中
友達と自動販売機で買った
ミルクティの湯気。


ポケットにはいってた
調理場のおばちゃんがくれた
おにぎりのあたたかさ。


寒いところで
生きる人たちは


あたたかさの
ありがたさを


教えてくれました。



きのう聴いた。
コンサート。


まさに
きびしい冬の中


訪れる静寂と
満ちたりた喜び。


目を閉じて
再生する


きのうの記憶。


オペラシティの音響。


音楽がまるで
天に舞い上がるように


ささげられているような。


幻の冬。