おにぎり。

さとみちゃんが
つくってくれた
おにぎりを食べて
泣いたことがある。


それ以来
わたしの中で
おにぎりは
ちょっと特別なものだった。


おにぎりって
あたたかくてすてきだ。


工事現場で働く
おじさんたちが食べる
おにぎりを
たくさん握る仕事を
いただいて
今日
たくさん握った。


こころをこめて。


なんて
思っていたら
時間に間に合わなくなった。


泣きそうになりながら
助けを呼んだら


荒木町の人たちが
パックに詰めたり
数を数えたり。


手伝ってくれた。


ひとりで何でも
出来るような気に
なっていたけど


出来なかった。


傲慢になっていた
自分にきがつく。


感謝のきもちを
忘れずに


じっと反省する


35歳。


年の暮れ。


荒木町の方々。
本当にありがとうございました。


みんなのやさしさに
無事、納品したあと
号泣しました(笑)