今日が最後。

今日が
最後かもしれない。


茶店
もう15年はたらいている。


15年の間に
たくさんの人を
亡くしてきた。


仲のよかった
同僚や


毎日
珈琲を飲みに来る
何も話さない
おじいさん。


いつも
お会計の時に
飴をくれる
おばあさん。


余命1年なんだぜ。と、
教えてくれた
おじさんは
なんと、その後
5年も生きた。


でも
やっぱり
死んでしまった。


今日が
最後かもしれない。



いうことを
忘れないように。


精一杯の
仕事をしなくちゃな。


と、
思うのであります。