レコードコンサート。

今週のにちようび。


蓄音機による
レコードコンサートを
開きます。


1930年代から1950年代まで
よく使われていた
電気を使わない蓄音機は
針でガリガリ
SPレコードを削る振動で
音を出します。


SPレコード
ガリガリ自分自身を削って
すばらしい音を私たちに
届けてくれるのです。


言ってみれば
アンパンマン
みたいなものです。


アンパンマン
ジャムおじさん
次の顔を焼いてくれますが


SPレコード
今では作られていないので
代わりはもうありません。


限られた
残された文化遺産


今、ここにある
奇跡と偶然。


かつて
生きていたであろう
ひとの音楽が
ブルブル
ちゃんと震えとして
体へとどく快感。


五感を
研ぎ澄ませて
SPレコードの燃やす
命の音を聴く。


レコードも
人間も
おなじです。


残り時間は
決まってるから。


大切に
みんなで肩寄せあって
しっかり耳を澄ませて
聴きたいなって
思っています。


蓄音機の音が
教えてくれたこと。


たくさん
ありすぎて。


こういうことって
ことばじゃ
なかなか
伝えられなくて。


でも
私はこの音に出会って
確実に日々が
ゆたかになりました。


ぜひ
みなさんにも
聴いてもらえたら。


と、思っています。



解説は
赤松武さん。


お品書きは。


第1部 

1.マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」前奏曲とシシリアーノ
ピエトロ・マスカーニ指揮 管弦楽団/ホセ・リアヴェズ(tn)
仏 PARLOPHON P9159

2.R.シュトラウス 歌劇「薔薇の騎士」第3幕のワルツ 
リヒャルト.シュトラウス指揮 バイエルン国立管弦楽団
独 POLYDOR 67729

3.レハール 喜歌劇「ほほえみの国」より 「君こそ我が心の総て」
リヒャルト・タウバー(Tn) F.レハール指揮 ベルリン・シュターツカペレ
独 ODEON O-4949a

4.ガーシュイン ラプソディ・イン・ブルー
ジョージ・ガーシュイン(Pf) ポール・ホワイトマン楽団
日 Victor 35822
5.ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調作品3の2
セルゲイ・ラフマニノフ(Pf) 英 HMV DA996

<休憩>


第2部


1.コレルリ ラ・フォリア
ジョルジョ・エネスコ(Vn) S.シュルッセル(Pf) 日 COLUMBIA J7940

2.モーツアルト ヴァイオリン協奏曲第5番より 第3楽章
ジャック・ティボー(Vn) C.ミュンシュ指揮管弦楽団
HMV DB5144

3.シューベルト アベ・マリア
ユージーヌ・イザイ(Vn)  米 COLUMBIA 36907

4.シューマン ふたりの擲弾兵
ハインリッヒ・シュルスヌス(Br) F.ルップ(Pf)
独 POLYDOR 95477A

5.R.シュトラウス セレナーデ
エリザベートシューマン(Sop) 英 HMV DB1010

6.R.シュトラウス 明日の朝
エリザベートシューマン(Sop) イゾルデ・メンゲス(Vn助奏) 英 HMV DB1010
7.シューベルト 菩提樹
エレナ・ゲルハルト(Alt) C.V ボス(Pf)
日 Victor 6846
8.シューベルト おやすみ
エレナ・ゲルハルト(Alt) C.V ボス(Pf)
日 Victor 6846




多少の変更は
ありますが
こんなかんじです。


11月9日
にちようび。


午後2時より開演。


珈琲
ケーキ
サンドイッチ付き。


おひとりさま
2000円です。


ご予約は
09057834680
末吉まで
お願いいたします。


スペシャルなサンドイッチ。
いろいろ考え中です。


何にしようかなあ。


むづかしい音楽は
分からない。と、
思っているひとや


いまいち、クラシックは
ピンとこないというかたも


音楽を感じる感覚って
目覚めるものではなく
育てるものじゃないかなあ。
って、最近思います。


こんなに
すばらしい音楽が
溢れている世界は
すばらしい!


って
思える日も
遠くないんじゃないかなあ。


すばらしい世界への扉は
いろんな瞬間に
ちりばめられているはずです。