ロン。

茶店という
文化は
なくなりつつある。


お茶を飲む。


ぼんやりする。


煙草をすう。


おしゃべりをする。


焼きたてのトーストを
食べる。


いつの時代の
茶店の風景にも
私はわくわくする。


四谷にある喫茶店


ロン。


お店がいつも
ピカピカで
おじさんのいれてくれる珈琲は
懐かしい
茶店の味。


どうか
なくならないで
変わらないでほしい。


曇り空の木曜日。


お店には
オレンジ色の灯りと
たくさんのお客さん。


元気でよかった。


近くて遠いから
なかなか
来られない。


文化として
つなげていくために
できることは
お客さんとして
足を運ぶことしか出来ない。



茶店の未来を
考える。


仕方ない。
と、いう言葉は
使いたくない。


茶店
銭湯。
映画館。


なくなってゆくもの。


ちょっと
まって!


と、いつも思うけど
私の力は
あんまりにも
ちいさい。


ちいさいなあ。