モーニング。

すごくがんばった
次の日の朝は。


自分に
ごほうび。


茶店のモーニング。



二十歳の頃
軽井沢で暮らしていた。


軽井沢には
たくさんの喫茶店があって


ほとんどの店が
モーニングをやっていた。


さわやかな夏の日も
雪の降る冬の日も。


おいしい珈琲と
こんがり焼けたパン。


少ない
アルバイト代から
茶店代を捻出して。


せっせっと
通った。


日々のくらしの中で
喫茶する時間の


すばらしさを
おしえてくれたのは


軽井沢の喫茶店だった。


ちょっと特別。


これくらいの贅沢が
私にはちょうどいい。


今は


曙橋
モーガン


ここのモーニング。


完璧です。


あー、しあわせ。