ラドリオかわら版。

mirefugio2013-09-24

神保町の路地裏。


細い道の両脇に
ラドリオとミロンガ
という
店があります。


神保町を愛し
喫茶文化を愛する人たちが
集うその路地裏の小さな店。


誕生してから半世紀
今もなお
若いちからによって
営業を続けている
古い、古い喫茶店


めぐる時代の中で
生まれ変わりながら
ひっそり佇む
そのつよさとうつくしさ。


言葉では
表現しつくせないほどの
空間が、そこには
広がっているのです。


ミロンガを守るのが
店長、かよちゃん。


ラドリオを守るのが
店長、なみちゃん。


数日前
なみちゃんから手紙が
届きました。


忙しい日が
つづいて
疲れはてていたとき。


封筒を開けると
そこには
ラドリオかわら版。


読んでみると
私の隠れ家のことが
大きく書いてありました。


なみちゃんの気持ちが
うれしくて。


すこし
泣きました。


あー、
ひとのきもちに
すくわれる瞬間。


仕事をするということの
本当の意味を
感じるのです。


神保町の裏路地の
ふたつの店が
今日も、たくさんの人を
つつみこんで
息をしつづけていること。


忘れないで
隠れ家もがんばります。


ラドリオと
ミロンガ。


とても
いいお店です。


一度はぜひ。
二度目もぜひ。