北の町。
10年くらい前
東北、北海道に
ひとり旅をしました。
1週間
ひとりきりで
北国の喫茶店を
ひたすら巡りました。
誰も知ってる人のいない町の
喫茶店。
たくさん行った
喫茶店は
どこも素敵だったけれど
特に印象にのこったのが
弘前にある
名曲喫茶ひまわり。
あたたかな店内に
控えめなピアノの音。
あたたかい手作りグラタンの
ようなお料理を食べて。
レジにいるお母さんが
お会計の時にスタンプカードを
くれたこと。
常連さんらしきおば様が
「おやすみなさい」と
言ってくれたこと。
今でも
なんだかうれしくて
あたたかな気持ちになったことを覚えています。
先日
かわいらしい常連さんの
女の子から
紙袋にはいったプレゼントを
もらいました。
開けてみると
そこには
名曲喫茶ひまわり。の文字。
遠くはなれた場所の
あの日の記憶が
よみがえりました。
今も営業していると知って
とてもうれしいです。
まだ学生だったわたしが
喫茶店を開くまでの間
名曲喫茶ひまわりが
重ねてきた時間を
たしかめに
また、弘前に行きたいなあ。
と、思っています。
とてもすてきな
プレゼントを
いただきました。