「神保町タンゴ喫茶劇場」
「女湯に浮かんでみれば」
2012年5月1日。
二冊の本を残して、
この世から
いなくなってしまいました。
つよく、しなやかな。
うつくしい人でした。
残された二冊の本に込められた想いや願い。
ブルドーザーにかき消されてしまいそうな、ちいさな声かもしれないけれど。
ものすごいスピードで
画一化されてゆく町並みに。
姿を消してゆく銭湯や喫茶店に。
「待って。」
と、言っているような気がします。
二冊とも、あたたかくて、おかしくて、かなしくて、とても、いい本です。
銭湯好きの人に、神保町好きの人に、喫茶店好きの人に。
ぜひ、手にとって、読んでみてほしいです。