堀ミチヨさん。

mirefugio2012-05-23

「神保町タンゴ喫茶劇場」
「女湯に浮かんでみれば」

2012年5月1日。

二冊の本を残して、
この世から
いなくなってしまいました。

つよく、しなやかな。
うつくしい人でした。

残された二冊の本に込められた想いや願い。

ブルドーザーにかき消されてしまいそうな、ちいさな声かもしれないけれど。

ものすごいスピードで
画一化されてゆく町並みに。

姿を消してゆく銭湯や喫茶店に。

「待って。」

と、言っているような気がします。

二冊とも、あたたかくて、おかしくて、かなしくて、とても、いい本です。

銭湯好きの人に、神保町好きの人に、喫茶店好きの人に。

ぜひ、手にとって、読んでみてほしいです。